運転資金借入※ 西武信用金庫は、1969年に野方信用金庫から改組していた協立信用金庫と武陽信用金庫と合併することで現在の名称になった信用金庫です。名称から西武グループの一企業とのイメージもありますが実際には一部のクレジットカードの発行において協力関係を築いているほかは資本関係はまったくありません。創業は1939年。野方信用組合として発足、その後さらに2002年には平成信用金庫を合併し事業規模を拡大しています。店舗数は64店(2018年3月現在)。
商工会議所メンバーズビジネスローン
まず商工会議所のメンバー限定となりますが、非常に低金利で大口の事業資金融資を行っている商工会議所メンバーズビジネスローンが挙げられます。商工会議所のメンバーになることが前提条件となる制度ですが、融資限度額は3000万円までとかなり大口なうえに金利は年1.0パーセントと非常に低金利、厳しい資金繰りの中でなんとか資金を調達したい、という場合に非常に役立ちます。用途は運転資金、融資期間は1年以内と条件が課されていますが、保証料不要で迅速な対応も可能と中小クラスの法人にとっては非常にメリットの大きい内容といえます。
なお、ほかには商工会、法人会、東京中小企業家同友会などのメンバー限定のビジネスローンも用意されていいます。
西武中小会計要領活用ローン
こちらは中小会計要領、中小指針、会計参与といった会計制度を導入している法人を対象とした事業資金融資です。この3つの会計制度に加えて「税理士法第33条の2第1項に規定する書面」の添付のうちいずれかを満たしていることで金利が1.0パーセント優遇されるという非常にお得な内容になっています。
融資額は20億円以内と非常に大口の融資となっており、用途も運転資金・設備資金はもちろん、他の金融機関からの借入れの借換え、1本化への利用も可能です。融資期間は運転資金が7年以内、設備資金は原則として20年以内。担保は原則不要、保証人は原則として法人代表者です。なお、このビジネスローンは「TKC連携版」と「東京税理士会連携版」の2種類があり、内容に若干の違いが見られるので詳しい点を公式サイトや直接窓口で確認しましょう。
そのほかのビジネスローン
西武信用金庫ではそのほかにもさまざま目的での資金繰りに活用できるビジネスローンを用意しています。NPOや福祉施設といった地域に貢献しているビジネス専用の「西部コミュニティーローン」、社会の問題解決に取り組むビジネスを支援する「西武ソーシャルビジネス成長応援有志 CHANGE」、公的な補助金・助成金を受け取る前のつなぎ融資「公的補助金・助成金等つなぎ資金融資」など。自分が必要としている目的で有利な環境で利用できるものがないかどうか、チェックしてみてはいかがでしょうか。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.04~05前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
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