運転資金借入※ 常陽銀行で資金繰りに役立てたい事業資金融資本文常陽銀行は茨城県水戸市に本店があり、2016年に足利銀行と経営統合を実施した信用金庫です。茨城県の指定金融機関となっており、県内のほぼ全域を営業エリアとしているほか、千葉県、埼玉県、栃木県、福島県も重要な拠点としており、京都や大阪、宮城県などにも支店を展開しています。かなり広範囲の事業者が資金調達の手段として利用できるでしょう。店舗数は179店(2018年4月現在)。
常陽ビジネスローン「クイックJ」
このビジネスローンは常陽銀行の営業エリアに本社を置いている事業者を対象にしたもので、法人設立から1年以上、法人の場合は決算書の資本の部か税引き後の当期利益のいずれかがプラスであることが条件となります。
融資額は100万円以上1000万円以内。なおこの事業資金融資はカードローンの形でも利用が可能ですが、その場合には500万円以内となります。用途は不動産の取得資金を除く事業性資金。返済方法は期日一括返済か1ヵ月ごとに利息前取の形となる分割返済。具体的な返済期間に関しては直接問い合わせが必要です。金利に関しては銀行所定の変動金利が適用、カードローンのほうがやや金利が高めになるので気をつけたい部分です。
女性の輝きサポート融資「常陽サンフラワー」
こちらは女性の活躍を促すために用意された事業資金融資で、「女性の活躍推進に関する資金を必要している企業」「女性の活躍推進に取り組んでいる企業」が対象となります。女性事業者をサポートするものではなく、企業内での女性の活躍を推進するための融資となっている点が最大のポイントでしょう。
融資額は3億円以内と非常に大口となっており、事業規模にかかわりなく利用できます。融資期間は運転資金が7年以内、設備資金が15年以内。担保・保証人はそれぞれ審査の結果判断されます。
常陽健康経営サポートローン
こちらは従業員の健康増進のための取り組みに必要な資金をサポートするもので、全国健康保険協会の茨城支部から「健康づくり推進事業所認定証」の発行された中小企業・個人事業主が対象となります。
融資額は1億円以内。融資期間は用途にかかわりなく5年以内。担保・保証人はいずれも審査の結果判断されます。
そのほかには経営の安定化を目指した「常陽総合リスク対策ローン」、環境にかかわる「太陽光発電事業支援融資制度 LALAサンシャイン」などのローンも用意されています。
事業向けローン
そのほかでは資金調達の手段として私募債の発行の支援があります。経営の合理化では法人・個人事業主向けのインターネットバンキング、販路拡大のための「ビジネスマッチングサービス」「ものづくり企業支援」、福利厚生のための「提携社員ローン」などが充実している点も常陽銀行の大きな特徴となるでしょう。資金繰りの選択肢はもちろん、こうしたサービスも積極的に活用したいところです。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.05~06前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
[ビジネスローンはパッケージ]
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