運転資金借入※ 群馬県館林市に本店のある館林信用金庫は大正15年創業で、すでに90年以上の歴史を持つ老舗の金融機関です。
かつてアイオー信用金庫との合併の話がありましたが、2007年に準備の遅れなどから無期限の延期状態になっています。
この点が今後どうなっていくのかは営業エリアやビジネスローンの活用環境ともかかわってくるだけに注目したいところ。店舗数は10店舗(2018年現在)。
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事業者カードローン
そんな館林信用金庫が用意している事業資金融資が「事業者カードローン」です。
その名前の通りカードタイプの融資制度なのが最大の特徴、一度に全額を借りるのではなく、限度額内なら何度でも返したり借りたりできるのが大きなメリットです。
中小企業や個人事業主の場合、どうしても当座の資金繰りをクリアするために小額のお金を調達する必要が出てきますが、そのたびにビジネスローンを利用していたのでは負担や手間がかかりすぎてしまいます。
そんな時にこうしたカードタイプのローンを利用することで手間もコストも避けることができるのです。
このカードローンの利用対象は法人、個人事業者。用途は事業資金。カードローンですがあくまで運転資金や設備資金に限定されます。
融資額は2000万円まで。かなり額が大きいので融通のきかせた使い方もできるでしょう。
融資期間は1年もしくは2年。便利な分計画的な利用が求められます。返済はカードタイプなので期間内の都合がいいときに随時弁済の形。
なお利用の際には群馬県信用保証協会の保証を受けられることが条件となっているので注意しましょう。そのほかの保証人は原則として不要です。
たてしんアグリローン
こちらは利用できるケースが限定されてしまいますが、農業経営者を対象とした事業資金融資です。以下の条件をクリアしていると利用が可能です。
・認定農業者、または直近1年間の農業売上高が1000万円以上(個人の場合は200万円以上)、または農業売上高が総売上高(個人の場合は所得)の50パーセント以上であること
・業歴3年以上で税金の延滞がないこと
・日本政策金融公庫の取扱承諾を得られること
あくまで農業をおもな業務・収入の手段としていることが条件となるわけです。用途は農業経営に必要となる運転・設備資金。融資額は100万円以上5000万円以内。金利は固定金利で融資期間は1年以上7年以内となります。
そのほかの融資制度
ほかには手形割引や手形貸付、また証書貸付や当座貸越などによる融資、公的融資機関の代理貸付なども行っています。
公的融資機関のものでは群馬県・市町村の制度融資、日本政策金融公庫、中小企業基盤整備機構、信金中央金庫などが挙げられます。
カードローンタイプで資金繰りができるのが館林信用金庫の事業資金融資の最大のポイントでしょう。中小企業や個人事業主にとってありがたい金融機関ともいえそうです。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.04~05前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
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