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ビジネスローンエール500の商品概要
ビジネスローンエール500を取り扱う日本保証は、東証2部上場のJトラストの完全子会社です。Jトラストは国内で貸金業、債権回収業などの他、韓国、シンガポールでも金融業を営む企業を多数傘下に持つ巨大な金融持ち株会社です。
日本保証の事業ローンであるビジネスローンエール500の商品概要は以下のようになっています。
融資金額500万円まで
ビジネスローンエール500の融資限度額は500万円までとなっています。ノンバンクの事業ローンの中の融資金額としては平均的な金額であるといってもよいでしょう。毎月の取引がそれほど多くない、個人事業主や小規模法人向けの商品であるといえます。
金利9.8%~18.0%
ビジネスローンエール500の金利は9.8~18.0%となっています。
ノンバンクの事業性ローンの金利はたいてい法定金利ぎりぎりの18%となっていますので、ビジネスローンエールの金利はスピード回答、スピード融資のノンバンクの事業ローンの中では平均的であるといえるでしょう。
返済期間60回まで
ビジネスローンエール500の返済回数は60回までとなっています。ノンバンクの事業性ローンの中では平均的で、短いところでは36回までとなっている会社もありますので、分割払いでも比較的余裕をもって返済を行うことができるでしょう。
また、銀行の運転資金の返済も60回までというのが平均的です。ビジネスローンエール500の返済期間は長くも短くもないということがわかります。
担保・保証人は原則不要
ビジネスローンエール500は原則的に担保や保証人は不要です。ビジネスローンエール500の審査は決算書類から資産の有無、売掛債権の有無、キャッシュフローなどから総合的に判断し、返済や回収可能であると判断できた場合には融資に応じます。
ただし、法人名義での借入の場合には、法人代表者を連帯保証人としなければなりません。これは他のノンバンクでも銀行でも当たり前のように行われていることです。
ビジネスローンエール500の特徴
ビジネスローンエール500には他のノンバンクや銀行融資にはない特徴がいくつかありますが、代表的な特徴は以下の3点です。
開業資金にも対応
ビジネスローンエール500は開業資金にも対応しています。通常何も実績がない開業前の事業者にはノンバンクは融資を行いません。もしも返済が滞ったときに回収できるものが何もない場合がほとんであるためです。
ビジネスローンエール500は事業計画書を提出し、事業計画書に妥当性があると認められれば開業資金の融資にも応じてくれます。この点、他のノンバンクの事業資金にはない大きな特徴です。
法人、個人事業主ともに融資可能
ビジネスローンエール500は法人名義でも個人事業主名義でもどちらの名義でも融資を行っています。
ノンバンクの中には個人事業主か法人代表者だけに融資を行っているようなところも少なくありませんが、ビジネスローンエール500は事業を営んでいる法個人ともに、融資を行います。
社長の個人名義で借入を行い、会社へそのお金を貸し付けるという会計は「代表者借入金」という会計になり、銀行の印象もよくありませんので、会社への借入は会社名義で行いたいという社長さんのニーズにビジネスローンエール500は応えることができます。
最短即日審査回答、2~3営業日後融資可能
ビジネスローンエールは最短翌日審査回答です。ノンバンクの審査は申込の翌営業日か2営業日に審査回答してくれる業者が多くあります。
ビジネスローンエール500は最短で翌日で審査の回答がありますので、審査のスピードはノンバンクの中でも早いほうであるといえます。また、審査可決後は契約手続きを済ませて、申込日から2,3日で融資を受けることができます。
銀行の融資が申込日から早くて1週間、長い場合には1か月程度の時間が必要になりますので、スピード融資が大きな特徴であるノンバンクの中でも、日本保証のビジネスローンエール500は融資までのスピードの強みがあるといえるでしょう。
ビジネスエール500の審査
ビジネスローンエール500の審査の特徴として以下の3点を挙げることができます。
赤字企業でも審査対象
ビジネスローンエール500は赤字決算でも審査の対象としています。銀行の融資は赤字が続き、運転資金を融資したとしても再建の見込みがないと判断できるような場合には、融資を行わないことがほとんどです。
ビジネスローンエール500は融資をおこなったことで業況が再建できるかどうかは、審査の対象としてそれほど考慮されていません。たとえ、企業が倒産したとしても、回収の見込みがあるかどうかです。
このため、ビジネスローンエールは赤字企業で銀行から融資を受けることができないような企業でも融資を受けられる可能性があります。
税金の滞納があっても審査対象
ビジネスローンエール500は税金の滞納があっても融資を受けることができる可能性があります。
銀行の事業資金の審査においては、納税証明書の提出を要求される場合がほとんどです。納税証明書は税金の滞納がないと発行されないため、この場合には自ずと銀行から事業資金の融資を受けることができません。
ビジネスローンエール500は申込時に納税証明書などの提出は必要ないため、税金の滞納があっても融資の対象になります。審査の際に、税金の滞納があるかどうかは考慮されないというのが銀行審査との大きな違いであるといえます。
場合によっては担保や保証人を要求されることも
ビジネスローンエール500は原則的に担保や保証人は不要です。ただし、商品概要説明書には「審査の結果、必要となる場合があります」との一文があります。
これは、無担保無保証での融資に応じることができない、回収の見込みが立たない企業でも、信用力のある保証人や借入金額に見合うだけの担保を提供することができれば融資に応じてくれる可能性が残されているという意味でもあります。
銀行はもちろんのこと、無担保無保証を徹底しているノンバンクからの融資を断られた事業者であってもビジネスローンエール500であれば融資を受けることができるチャンスが残されているといえるでしょう。
ただし、銀行や無担保無保証を徹底しているノンバンクが融資を断ったということは、その企業は倒産する可能性が高いと判断されているということでもあります。
担保や保証人を提供してうまくお金を借りることができたとしても、倒産に至ってしまった場合には、担保が取られてしまうのはもちろん、連帯保証人の個人資産も差し押さえられてしまう可能性もあります。特に第三者の保証人を付けるということは慎重に判断しましょう。
ビジネスローンエール500はつなぎ資金に最適
ビジネスローンエール500の融資限度額は500万円で金利は9.8%~18.0%となっています。
融資限度額が500万円までですので、中規模企業の運転資金や設備資金の借入には金額が少なすぎます。また、銀行融資の金利が1~3%程度となっていますので、長期で借入を行うと利息負担が大きすぎます。
ビジネスローンエール500を健全な企業が利用する場合には、数日間の超短期資金の調達に適しています。
取引先の入金までの数日間などのつなぎ資金を調達したいような場合には、銀行の融資では時間がかかりすぎてしまいます。このような場合には最短2営業日融資のビジネスローンエール500を活用することができます。
利息も7日間500万円を9.8%で借りたとしても9,397円ですので、コストパフォーマンスは高いといえるでしょう。