運転資金借入※ 遠軽(えんがる)信用金庫は北海道紋別郡遠軽町に本店がある信用機関です。
遠軽町、湧別町、佐呂間町の遠軽地方を中心に紋別市、旭川市、札幌市なども営業エリアとしています。
創業は昭和25年、店舗数は23店舗(2018年2月現在)あります。北海道内の信用金庫の中では自己資本率が高めで、経営が安定している金融機関でもあります。
目次
メディカルローン
遠軽信用金庫では事業者向けのローンはそれほど積極的に展開しておらず、限られた用途・目的で利用できるものに限られています。
そのひとつが「メディカルローン」です。その名称の通り医療機関の経営・資金繰りに必要な資金を融資するもので、利用する際には以下の条件が求められます。
・社会保険・国民健康保険の取り扱いがある場合は報酬振込先を当金庫に設定する
・新規開業は収支バランスがしっかりしている事業計画書を提出する
・すでに他の金融機関からの借入れがあり、その借換えに利用する場合には過去に返済の延滞がない
・当金庫の会員になる
医療関連の事業を行っているだけでなく、安定した経営ができるか、信用があるかどうかも問われることが窺えます。
用途は、開業に必要な運転・設備資金に加えて医療機器の購入など、経営を続けていく上で必要な設備投資や他の金融機関の借換えなどとなっています。
融資額は5億円となっており、非常に大口の融資を受ける事ができる点がこのメディカルローンの大きな特徴です。
融資期間は最長で20年と設定されていますが、用途や条件によって以下に設定されています。
・機械などの購入に使用する場合にはその法定耐用年数以内
・運転資金のみに使用する場合には10年以内
・他の金融機関からの借換えの場合には借入れ残存期間以内
金利に関しては「固定金利機関特約型」が設けられており、5年、10年のいずれかを選ぶことでその期間中は固定された金利で返済が可能です。
その後は変動金利型に移行するか、改めて固定金利機関特約型を選択する形になります。
担保は融資の対象となる建物や土地で、保証人は個人の場合は法定相続人もしくは後継者で1名以上が必要になり、法人の場合は代表者になります。
福祉ローン
もうひとつの事業資金融資は「福祉ローン(固定金利機関特約型)です。
グループホームページ、グループハウス、有料老人ホーム、サービス付高齢者向け住宅などの介護・福祉施設の創業・経営にかかわる資金に対して融資を行うものです。
申し込み条件は「メディカルローン」と共通しており、融資額・融資期間も原則として共通です。運転資金・設備資金のほかにも、他の金融機関からの借換えの利用も可能です。
このように遠軽信用金庫の事業資金融資はかなり用途が制限されており使いづらい面があるかもしれません。
自分が利用できるローンなのかどうかをよく見極めたうえで判断しましょう。
このページの金利や限度額は記事執筆時（2018.04~05前後）の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
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