運転資金借入※ りそな銀行で利用できる事業資金融資は?
本文 りそな銀行はりそなホールディングスの傘下にある都市銀行です。信託銀行部門を併設しているただ一つの都市銀行でもあり、母体となった大和銀行がこれまであさひ銀行と合併することによって誕生しました。店舗数は339店(2018年5月現在)。全国26都道府県に進出しており、他の都市銀行に比べるとやや少なめなものの広く全国各地で利用できる金融機関といえるでしょう。
りそなビジネスローン「活動力」
事業者がかかえやすいお金の悩みにスピーディーに対応できるサービスを重視している事業資金融資がこの「活動力」です。資金繰りが厳しくなったときだけでなく、不意の出費が必要になったときなど幅広いシーンで役立ちます。
利用の際には当銀行と取引がある法人であること、「りそなCollaborare」の会員であることが条件になるので気をつけましょう。融資額は500万円以内、用途は運転資金・設備資金。カードローンタイプなので融資額の範囲内なら何度も繰り返し借り入れ・返済が可能です。ATMも全国に広くあるので使い勝手が非常によいでしょう。融資期間は3年ごとの更新。カードローンタイプの中では期間が長くなっているのもポイントです。担保は不要、保証人は法人の代表者が必要です。
りそな成長分野応援ファンド
こちらは日本銀行が設定する「成長基盤強化を支援するための資金供給制度」に対応しています。融資額が5000万円以上100億円以上と非常に大口となっており、どちらかといえば規模の大きな企業向けとなっていますが、もちろん中小規模で今後の成長・展開を検討している事業者にも利用可能です。
ポイントは融資対象となる「指定成長分野」が決められており、「研究開発」「起業」「事業再編」「アジア諸国などにおける投資・事業展開」など18の分野が設定されている点です。あらかじめこれらの分野に該当しているかどうか確認したうえで申し込むか、不明な点があれば直接窓口に問い合わせましょう。用途はその分野にかかわる運転資金・設備資金、融資期間は4年以内です。担保・保証人は審査の結果判断されます。
ファンドの形で融資を行う商品では海外におけるM&Aを促すために用意された「りそな海外戦略支援ファンド」などもあります。
事業向けサービス
ビジネスソリューションのサービスが充実しているのがりそな銀行の特徴です。戦術したM&Aに関する各種サポート、販路拡大や新規取引先の獲得の機会が得られるビジネスマッチング、資金調達も含めた創業支援を幅広く行う「創業応援パック」などが代表的なものとして挙げられます。さらに事務の効率化・事務化に役立つ各種インターネットバンキングサービス、海外ビジネス情報や海外進出に関するサポートなど国際業務も見逃せないでしょう。
[ビジネスローンはパッケージ]
記事番号 | 109 |
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