運転資金借入※
2018年5月1日
東京都の当時の石原知事の肝いりで開業した「新銀行東京」の名前が消えました。5月1日、東京都内を基盤とする東京都民銀行、八千代銀行の2つの銀行と新銀行東京が合併し、地方銀行として都内最大の店舗数となる「きらぼし銀行」として再出発しました。
資金繰りに役立てたい東京都民銀行の事業資金融資本文東京都内で地方銀行として営業を行っているのが東京都民銀行です。なお、2018年に八千代銀行、新銀行東京との間で合併が行われ「きらぼし銀行」へと変更される予定となっています。その意味では今後の事業展開や営業エリア・サービスの変更が気になる部分でもあります(2018年4月現在)。本店は東京都港区、店舗数は77店。
スモールビジネスローン
短期間の資金繰りに役立つビジネスローンとして用意されているのがこの「スモールビジネスローン」です。つなぎ融資などでも利便性が高く、審査は翌営業日に回答、来店すればすぐに融資を受けることも可能です。
利用できるのは30人名以内の従業員を抱えている個人事業主や当銀行と融資取引がない法人、スモールビジネスローン取り扱い窓口と取引がある方など。個人事業主の場合は青色申告を行っていることが前提です。
融資額は1000万円以内、用途は「健全な運転資金」となっており、短期間での融資ということもあって設備投資は対象となっていないので気をつけましょう。融資期間は7日以上で6ヵ月以内です。担保は不要、保証人は審査の結果判断されますが、第三者保証人は不要です。
とみん「老舗のチカラ」
老舗の企業を対象にした事業資金融資がこの「老舗のチカラ」です。以下の条件を満たした事業者が「老舗」と判断された形で融資が行われます。
・創業30年以上の事業者
・伝統工芸にかかわる事業者
・独自の技術力を評価されている事業者
該当するかどうかは直接問い合わせてみるとよいでしょう。融資額は300万円以上で5億円以内。用途も運転資金・設備資金両方で利用可能なので幅広い資金繰りに役立てることができるでしょう。融資期間は10年以内、担保・保証人は必要に応じて審査の結果判断されます。
そのほかには個人事業主を対象としたフリーローン「ビジネスフリーダム」、これから創業する事業者をサポートする「創業サポートローン」などもあります。「ビジネスフリーローン」は借り換え資金も含めた用途自由で最大500万円、担保も保証人も不要で利用できるので広く個人事業主の資金調達の手段として非常に魅力的な選択肢となるはずです。
事業向けサービス
事業向けのサービスが充実しているのも東京都民銀行の特徴で、たとえば販路や取引先の拡大に役立つ「コミュニケーション広場」では銀行の取引先を紹介するサービスがホームページ上で行われています。さらに会員制でビジネス関連の最新情報を提供する「ビジネス情報サイト」、事業承継にかかわるさまざまな問題に関してアドバイスやサポートを行う「事業承継サービス」なども見逃せないでしょう。ビジネスの中心地東京を拠点としているだけに「都内企業の景況感」「最近の都内経済状況」といったレポートが充実している点もこの銀行ならではです。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.05~06前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
[ビジネスローンはパッケージ]
記事番号 | 19 |
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