運転資金借入※ 肥後銀行で資金繰りに利用できる事業資金融資
本文 肥後銀行は1925年創業、熊本県内で圧倒的なシェアを誇る地方銀行です。本店は熊本県熊本市。自己資本比率も高く安定した経営状況で地元経済・金融に積極的に関わっています。店舗数は123店(2018年現在)。熊本県内はもちろん、広く九州エリアへの進出も盛んで、2014年には鹿児島銀行との経営統合への協議・検討が決定されています。
小規模事業者おうえん資金
熊本県内を中心に中小企業・個人事業主の資金繰りをサポートするために用意されている商品がこの「小規模事業者おうえん資金」です。融資額はひとつの企業につき1250万円まで。用途は運転資金・設備資金のどちらに利用するかで融資期間が異なります。運転資金では5年以内、設備資金では7年以内。いずれにも6ヵ月以内の据え置き期間の設定が可能です。担保は原則不要、保証人は原則代表者1名。
金融円滑化特別資金
こちらは企業・組合両方を対象にした事業資金融資で、企業への融資では5000万円以内、組合への融資では1億円以内と融資限度額が異なります。用途は運転資金・設備資金で融資期間は用途を問わず10年以内。うち1年以内の据え置き期間が可能です。担保は審査の結果必要に応じて設定、保証人は法人の代表者が求められます。こちらは組合の場合商工会議所、商工会、中小企業団体中央会でも受け付けています。
創業者支援資金
これはこれから創業を検討している事業者を対象にしている融資商品で、最大で1000万円までの融資を受けることが可能です。用途は創業に関わる運転資金・設備資金。融資期間は用途を問わず10年以内、うち1年以内の据え置き期間が設定可能です。この手の融資商品にしては融資期間が長く、余裕をもった返済計画のもとで利用していくことができるでしょう。
そのほかにも一般枠と特別枠の2種類が用意されている「産業活性化資金」経営革新計画の承認を受けた事業者が利用可能な「経営革新等支援資金」などもあります。目的や用途に合わせて最適な商品を選ぶことがポイントとなるでしょう。
事業向けサービス
経営・事業をサポートするサービスも充実しており、肥後銀行のネットワークを活用した「ビジネスマッピング」では販路拡大や新たな取引先の獲得の機会を得られます。さらに各種セミナーや商談会を開催しており、幅広い事業者が参加する場で交流と商談の機会を得ることも可能です。熊本の産業を対象にした商談会・セミナーが多く、過去に「くまもと'食'の商談会」「くまもと産業ビジネスフェア」などが開催されています。
ほかにも事業承継・M&Aに関する相談・サポート、貿易投資に関する相談なども見逃せないでしょう。事務の合理化・効率化では肥銀ビジネスインターネットバング、でんさいネットサービス、資金集中配分システムなどが用意されており、うまく活用することで事務のコストを大幅にカットすることも可能です。
[ビジネスローンはパッケージ]
記事番号 | 57 |
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