運転資金借入※ 多摩信用金庫は「たましん」の名称で広く親しまれている東京都立川市に本店を置く信用金庫です。創業は立川信用組合の名称で1932年。現在の経営体制になったのには2006年。多摩中央信用金庫を存続金庫としたうえで八王子信用金庫、太平信用金庫と合併し再スタートを切っています。そのため営業エリアも多摩地域だけでなく神奈川県の相模原市にも支店を持つなど広範囲に及んでいます。店舗数は78店、さらに4ヵ所の出張所を擁しています(2018年3月現在)。
たましん創業支援特別融資「ブルーム」
多摩信用金庫ではこれから新たに事業をスタートさせようとしている事業者を対象にした「ブルーム」が事業資金融資の選択肢としてまず挙げられます。これは当金庫の営業地区内において申し込み時点から6ヵ月以内に事業を開始する、または過去3年以内に事業を開始している法人・個人事業主が対象の融資制度です。なお、この条件を満たしていることを証明するため、開業届や商業登記簿謄本などの書類が必要になるのでとくに個人事業主は注意が必要でしょう。
融資額は500万円まで。用途は運転資金、設備資金。融資期間は用途によって設定が異なっており、運転資金では7年以内、設備資金では10年以内。また、元金返済の据置期間としてどちらも3年以内が設定されています。据置期間が他の一般的なビジネスローンに比べて長く設定されているが大きな特徴でしょう。
金利は1年目のみ1.0パーセントの固定金利が適用、2年目以降は当金庫が設定する変動金利が適用されます。担保は原則として不要、保証人は原則として必要になります。
事業再生支援の一環としてのビジネスローン
多摩信用金庫では経営の安定化や再生のため、さまざまな支援制度を設けています。融資制度だけでなく、相談や事業計画も含めたコンサルティングなども積極的に行っており、その一環として事業者を対象とした融資を行っているのが特徴です。そのため最初から融資制度を決めて申し込むのではなく、まずは相談したうえで用意されている融資の中からどれがもっとも相応しいかを選んでいく形になります。
そうした事業資金融資では「たましん課題解決取組融資Winシリーズ Win Pro」があります。これは運転資金、設備資金を用途に最大で5000万円までの融資が可能なもので、融資期限は運転資金の場合は7年以内、設備資金は10年以内に設定されています。なおいずれも6ヵ月以内の据え置き期間が用意されています。担保は原則として不要、保証人は原則として必要です。大口の融資が受けられるのでさまざまなシチュエーションの資金繰りに役立つでしょう。
そのほかのビジネスローン
そのほかでは同じく「Winシリーズ」の融資として「Winパートナー」「Winトラスト」「Winニューパートナー」なども用意されています。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.04~05前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
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