運転資金借入※ 世田谷信用金庫は「サバンク世田谷」の愛称でも知られる信用金庫です。この「サバンク」とは郊外(SUBURBAN)と銀行(BANK)を略したもので、さらにラテン語の優れた(SUR)も含まれています。東京の郊外をおもな営業エリアとしつつ地域経済に貢献できる金融期間を目指していることからつけられています。創業は1921年。100年近くの歴史を持つ老舗で、これまで合併などが行われることなく堅実な経営が行われてきています。店舗数は14店(2018年3月現在)。
東商メンバーズビジネスローン「せたしんビジネスサポート」
世田谷信用金庫では独自の事業資金融資の商品はそれほど多く扱っていませんか、この「せたしんビジネスサポート」はその代表格となっています。これは東京商工会議所の会員が利用できるビジネスローンで、加えて以下の条件をクリアしている必要があります。
・事業開始・設立後3年以上が経過し、当金庫の営業エリアにメインとなる事業所が所在していること
・申し込んだ時点で法人税や住民税、消費税といった法人の各種税品が未納ではないこと
・原則として直近の決算期において債務超過に陥っていないこと
・当金庫会員または会員になることができる法人であること
融資額は100万円~1000万円まで。用途は運転資金と設備資金。融資期間は用途によって異なっており、運転資金が5年以内、設備資金が7年以内に設定されています。
金利は固定金利が適用され、年1.8パーセント~年8.3パーセント。具体的な金利は融資額など審査のうえで判断されます。担保は原則不要、保証人は代表者全員です。1000万円までと融資額に幅があるので中小企業の資金繰りに役立つ融資制度として重宝しそうです。
世田谷区の創業支援事業
それから当信用金庫の独自商品ではありませんが、世田谷区が行っている創業支援事業に参加しており、「創業融資相談」の形で相談業務を取り扱っています。この制度では創業に関するアドバイスだけでなく予約制の融資相談会のほか、事業計画の相談なども行っているので相談したうえでしっかりとした事業計画と資金計画のうえで融資を受けることもできます。こちらの制度に関しては直接問い合わせたうえで詳細を確認するようにしましょう。
このように世田谷信用金庫ではオリジナルの事業資金融資はそれほど充実しておらず、選択肢が限られている面もあります。事業者が資金繰りに困ったときには一般融資や制度融資、代理貸付などの選択肢も考慮に入れたうえでこの信用金庫が役立ってくれるかどうかを判断することになりそうです。世田谷区近辺の事業者にとっては貴重な金融機関でもありますから、ビジネスローンが少ないからといって諦めずに窓口へ相談に訪れてみてはいかがでしょうか。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.04~05前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
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