運転資金借入※
2018年5月1日
東京都の当時の石原知事の肝いりで開業した「新銀行東京」の名前が消えました。5月1日、東京都内を基盤とする東京都民銀行、八千代銀行の2つの銀行と新銀行東京が合併し、地方銀行として都内最大の店舗数となる「きらぼし銀行」として再出発しました。
新銀行東京で資金繰りに活用できる事業資金融資は?本文新銀行東京とは1999年に設立、東京都新宿区に本店を置いていた金融機関です。東京TYフィナンシャルグループ(現きらぼしフィナンシャルグループ)の傘下で事業を展開していましたが、2018年5月1日に八千代銀行、そして東京都民銀行と合併し、きらぼし銀行としてリスタートとなりました。そのためまだ新たなスタートを切ったばかりということで今後事業資金融資を含めたサービスを展開していくのか注目されている状況です。店舗数は164店(2018年5月現在)。
老舗のチカラ
この商品は創業30年以上の実績がある事業者をおもな対象に融資を行う商品です。さらに事業の歴史は浅くとも伝統工芸にかかわる事業者、独自の技術を評価されているものづくり企業(事業者)も対象です。2番目、3番目の条件を自分の事業が満たしているかどうかは直接問い合わせて確認しておきましょう。
大きな特徴は融資額が最大5億円以内と非常に大口になっている点です。しかも用途は運転資金・設備資金いずれも対象なので資金繰りに苦労している老舗企業の資金調達の手段として役立つでしょう。さらに融資期間は10年以内(6ヵ月の据え置き期間)とゆとりがあるので計画的に資金繰りの選択肢にも適しています。担保は必要に応じて決定、保証人は直接窓口に問い合わせて確認する必要があります。
ビジネスフリーダム
こちらは個人事業主・法人の代表者を対象としたローンです。申し込み時の年齢が満20歳以上完済時で満76歳未満、住まいが東京都や神奈川県、また埼玉県、あるいは千葉県の方を対象としています。
融資額は500万円以内。用途は運転資金・設備資金に加えて他の金融機関からの借り入れの借り換えにも利用可能です。複数の金融機関からの借り入れがある場合に非常に役立つでしょう。融資期間も10年以内、なお300万円以内の融資額の場合は7年以内に設定されます。担保・保証人ともに不要です。
そのほかには創業時の資金調達に役立つ「創業サポートローン」、女性の社会進出を支援する企業や女性経営者・起業家を対象とした「女性活躍応援融資 Lady Go!」、急な資金調達に迅速に対応する「スモールビジネスローン」などもあります。
事業向けサービス
事業向けのサービスでは東京都と神奈川県下の自治体と連携した支援制度があげられます。各種助成金のサポート、雇用・人材確保、技術支援など。経営の問題解決から発展・安定化まで、行政との連携だからこそ受けられるサポートが用意されています。もちろん、当銀行が行うビジネスマッチングをはじめとした経営・事業支援も充実しており、企業のステージにあわせた支援が用意されています。事務の効率化・合理化に役立つ各種インターネットバンキングもあげておくべきでしょう。これから創業を検討している方には資金調達も含めた支援も受けられます。
[ビジネスローンはパッケージ]
記事番号 | 113 |
---|