運転資金借入※ 資金繰りに役立つ南都銀行の事業資金融資
南都銀行は奈良県奈良市に本店がある地方銀行で、同県内では圧倒的なシェアを誇っています。もともと奈良県内には奈良銀行も本店を置いていましたが、2006年にりそな銀行と合併したことで南都銀行が本店を置く県内唯一の金融機関となりました。現在では県外、さらには海外への進出を積極的に行っている傾向が見られるものの、県内での事業も圧倒的なシェアを活かしさまざまなサービスを展開しています。店舗数は110店、出張所が25(2018年4月現在)。
「ナント 動産活用ローン」
これは不動産などの担保物件を持っていなくても大口の融資を受けられるよう用意された事業資金融資です。中小企業では担保がネックになって資金繰りに苦労させられることも多いだけに魅力的な商品となるでしょう。「機械活用タイプ」と「車両活用タイプ」の2種類があります。ここでは「機械活用タイプ」を取り上げます。
利用条件は3年以上の業歴史がある法人で、融資額は1000万円以上1億円以内。加減もかなり多額になっているので注意が必要でしょう。用途は運転資金・設備資金。融資期間は5年以内となっています。金利は変動金利・固定金利のいずれかを選択可能です。
機械設備を担保とするわけですが、該当するのは工作機械、加工機械、鍛圧機械、印刷機械、射出成形機会、建設機械など。所有する機械が該当するかどうか、詳しい点は直接問い合わせて確認しましょう。法人の代表者が連帯保証人として求められます。「車両活用タイプ」も基本的な内容は共通しています。
長期事業者ローン
こちらは同一事業を1年以上継続しており、団体信用生命保険に加入できる法人・個人事業主を対象とした事業資金融資で、満20歳以上65歳以下、完済時に70歳以下であることが利用条件です。
融資額は3億円以内と大口ですが、担保なしでの利用では500万円以内と一気に少なくなってしまうので踏まえておきましょう。融資期間も30年間と長期にわたるので長期的な視野にたった資金調達に役立ちます(無担保の場合は5年以内)。
その担保は不動産・有価証券もしくは信用保証協会の保証。詳細は審査の結果判断されます。
事業向けサービス
経営をサポートするサービスが充実しており、ユニークな取り組みも積極的に行っています。たとえば首都圏を主要マーケットとしている有力バイヤーとの商談の機会を提供するイベント、ビジネスプランコンテストの開催など。コンテストに受賞すると賞金を獲得できるほか、そのプランの実現のためのサポートを受けることもできます。ほかにも「ベンチャー企業サポート」「海外ビジネスサポート」「財務診断サービス」なども常時利用が可能なサービスも見逃せません。各種セミナーも開催されているのでチェックしてみてはいかがでしょうか。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.05~06前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
[ビジネスローンはパッケージ]
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