運転資金借入※ 熊本県熊本市に本店を置く熊本中央信用金庫は、これまでかなり複雑な経緯を経て現在に至っている銀行です。
まず佐敷信用金庫が1949年に水俣信用金庫に事業譲渡、1969年に玉名信用金庫と荒尾信用金庫が合併して有明信用金庫となり、さらに同年にこの信用金庫が長洲信用金庫と合併します。
そして1971年に水俣信用金庫と有明信用金庫が合併して現在の名称になりました。
非常に複雑な経緯を経ている分営業エリアも広く、本店を置く熊本市はもちろん、天草市や天草郡など一部を除く熊本県のほぼ全域を営業エリアとしています。
熊本県の事業者にとってはもっともビジネスローンを使いやすい信用金庫という選択肢とも言えるかもしれません。店舗数は22店です。
目次
事業性カードローンと「ワリチュー」
熊本中央信用金庫では事業性資金融資を2種類用意しています。
まずカードローンの形で利用できる「事業性カードローン」。
融資額の範囲内なら何回でも利用できるのが最大のポイントで、資金繰りが厳しく頻繁に資金調達が必要になりがちな中小企業・個人事業主にとっては非常に使い勝手のよい商品です。
契約期間が過ぎたときには審査で問題ないと判断されれば更新して継続利用も可能です。
もうひとつが割引手形を利用して融資を受ける「ワリチュー(割引手形根保証)」です。
こちらはあらかじめ割引手形の枠を設けた上で融資を受ける形をとったもので、手持ち手形の割引を簡単に行える点が特徴です。
なお、どちらの事業資金融資に関しても融資限度額や融資期間、保証人・担保といった詳細は直接店舗に問い合わせて確認する必要があります。
資金繰りに困った場合にはまず相談してみるとよいのではないでしょうか。
その他の融資制度
このように少々選択肢が限られているうえに情報が入手しにくい面もある熊本中央信用金庫のビジネスローンですが、他にも事業者向け融資商品やサービスが用意されています。
まず手形割引や手形貸付、また証書貸付や当座貸越の一般融資。まずはこちらを検討してみるのもよいかもしれません。
各種融資制度ももちろん取り扱っており、熊本県や熊本市をはしめとした各市町村の制度融資を利用できます。熊本県の保証協会の保証付で利用できるので、担保や保証人の不安を抱えている方に適しているでしょう。
さらに日本政策金融公庫、信金中央金庫などが扱っている融資制度の代理業務も行っています。
これらの融資制度も加えればかなり広い選択肢の中から選んでいくこともできるはずなので、必ずしもビジネス面での融資・ローンが充実していないとは言えません。
あとは貸金庫・夜間金庫、法人キャッシュカードサービスといった、法人向けのサービスもチェックしておきたい部分です。
このページの金利や限度額は記事執筆時(2018.04~05前後)の情報のため、
公式サイトにて最新の情報を必ずご確認ください。
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