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日本保証の不動産担保ローン商品スペック 金利と限度額
保証業務をメインとしている日本保証は不動産を担保としたローンの取り扱いも行っています。日本保証の不動産担保ローンの主な商品スペックは以下のようになっています。
金利は固定金利
日本保証の不動産担保ローンは固定金利です。
金利は5.0%~18%となっています。
また、融資タイプに違って金利が以下のように分かれています。
長期返済型:5.0~15.0%
中期返済型:12.0~18.0%
短期返済型:8.0~18.0%
金利は審査によって決定しますが、場合によっては法定金利ギリギリの18%が適用されることもあります。
最高金利が18%というのは決して低い金利とは言えません。
消費者金融のカードローンと同じ程度の金利となります。
金利面では日本保証の不動産担保ローンのメリットは少ないといえるかもしれません。
融資限度額10億円
日本保証の不動産担保ローンは10億円の融資限度額となります。
日本保証は最短即日審査回答があるため、融資限度額10億円の融資が最短即日回答があるという点は銀行では絶対に考えられません。
銀行ではすぐに対応できない高額融資案件にもノンバンクの日本保証の不動産担保ローンはスピード感をもって対応してくれます。
高額物件購入時にもビジネスチャンスを逃す心配はありません。高額融資は日本保証不動産担保ローンの大きな特徴です。
選べる3つの返済期間
先ほども少しふれましたが、日本保証不動産担保ローンには返済プランが3つあります。
それぞれ返済期間が異なり、以下のようになっています。
長期返済型:24~240ヵ月
中期返済型:1~96ヵ月
短期返済型:1~12ヵ月
長期返済型は分割返済も一括返済も選択することが可能です。
融資期間が最長20年というのは他社の不動産担保ローンと比較すると少し短い部類に入りますが、審査によって契約手続きを更新することも可能です。
とはいえ、20年あれば個人向けの用途であればたいていの用途に対応することが可能です。
事務取扱手数料あり
日本保証の不動産担保ローンは融資実行時に事務取扱手数料が3.24%必要になります。
1,000万円借りたら324,000円の手数料が発生しますので馬鹿にならない金額です。
18%の金利が適用されたら実質的には21.4%の利息が発生するということになりますのでカードローンで借りることができる用途であればカードローンのほうが利息負担は軽くなるともいえるかもしれません。
また、後述しますが、不動産担保ローンはこの他にもさまざまな経費が発生します。
繰上返済手数料あり
他社の不動産担保ローンと同様に日本保証の不動産担保ローンにも繰上返済手数料が存在します。
返済タイプによって手数料は異なり以下のようになっています。
長期返済型:3.24%以内
中期返済型:3.24%以内
短期返済型:2.16%以内
特に短期返済型の場合にはその後の利息負担額と手数料を比較して、得か損か慎重に検討したうえで繰上返済を行ったほうがよいでしょう。
申込はインターネットで完了
不動産担保ローンの中には申込は窓口で行わなければならないことが少なくありません。
銀行ではほとんどそのような手続きになっています。
しかし日本保証の不動産担保ローンはインターネットで申込を完了できます。
急いでお金が必要な時に気軽に自分のもっている不動産でいくらまでお金を借りることができるのかを知ることができ、急ぎでお金が必要な人には強い味方です。
諸費用あり
不動産担保ローンは不動産に抵当権を設定します。
このため、登記費用が発生します。
抵当権設定には登録免許税という税金が必要になります。
登録免許税は融資金額×0.4%かかります。
また、司法書士への報酬が5万円~10万円程度必要になります。
この費用は住宅ローンであっても他のローンでも不動産を担保とする借入であれば必ず必要になる費用です。
少額融資でも登記費用は発生してしまいますので、無担保ローンで借入可能な人は無担保ローンを選択したほうがよい場合もあります。
日本保証の不動産担保ローンの特徴
日本保証の不動産担保ローンには以下の4つの特徴があります。
最短即日回答3営業日融資
日本保証不動産担保ローン最大の特徴はなんといっても最短即日で審査の回答が出るという点です。
不動産担保ローンは高額の融資まで対応している商品ですが、審査時間が早いため「お金を用意しないと3日後の手形が不渡りになってしまう」というような緊急事態にもしっかりと対応しています。
また、審査通過後は最短3営業日融資ですので、場合によっては地方銀行のカードローンよりも早く融資金が振り込まれてくる場合もあります。
急ぎの人は、とにかく審査の結果が早く知りたいものですので、最短即日審査回答というのは非常に大きな日本保証の強みです。
個人も法人も利用可能
日本保証の不動産担保ローンは法人も個人も同じように上記の条件で融資を受けることができます。
法人も個人も最短即日回答、最短3営業日融資で融資を受けることができる可能性があるのは日本保証のメリットです。
期日一括でも20年まで対応
日本保証の不動産担保ローンの長期返済型のローンは分割返済でも期日一括返済でも対応しています。
つまり、期日一括でも最長20年まで対応可能です。
不動産開発のための必要資金を借りて、売却後の一括返済を行う場合には1年の期間では売却できない場合もあります。
また、不動産が売却できるまでのつなぎ資金の融資を受けたいような場合も長期間でお金を借りてしまえばゆっくりと売却先を探すことも可能です。
個人であれば親の介護費用を長期で借りて、親が亡くなった後に一括で返済するという手続きも可能です。
このように、長期の融資で一括返済が可能だからこそ、日本保証の不動産担保ローンは幅広い用途に活用できます。
金利が高い
日本保証の不動産担保ローンは他社の不動産担保ローンと比べてかなり高い金利です。
最高金利18%は消費者金融カードローンと変わりません。
他社の不動産担保ローンは10%弱程度の金利ですが、日本保証の金利はそれよりもだいぶ高い法定金利ぎりぎりの金利です。
他社にはないメリットである、最短即日審査回答などのメリットはありますが、金利が高いため、利用は慎重に考えなければならない側面もあります。
日本保証の不動産担保ローンの審査
日本保証の不動産担保ローンの審査は以下のような基準で行われ、銀行では対応できない様々な案件にも対応しています。
融資金額は担保評価額の7割程度
不動産担保ローンは返済に支障があったときに融資残金の回収を担保となっている不動産担保を売却や競売を行って充てるからこそ、銀行で融資を断られる先にも融資を行うローンです。
不動産の売却価格はその時々の状況によって変動するものです。
このため、不動産評価額が1,000万円に対して1,000万円融資を行った場合には実際に900万円にしか不動産が現金化できない場合には100万円の損失となってしまいます。
このようなことがないように、日本保証の不動産担保ローンは評価額の7割程度まで融資を行います。
とはいえ、リバースモーゲージなどでは評価額の半分程度までしか融資を受けることはできないため、決して低い金額ではありません。
審査の基準は担保評価額
日本保証の不動産担保ローンの審査基準のメインとなるのは、担保評価額です。
最悪の場合、担保不動産売却によって回収に充てることができるかどうかが審査のメインとなります。
そのため、現金での回収を主眼においた銀行審査とはだいぶ審査基準が異なります。
優良な担保さえあれば、銀行融資では難しい、ブラック情報がある人や、借入過多の人、事業者であれば3期連続赤字先や債務超過先なども融資を受けることができる可能性があります。
借地権でも取り扱い可能
銀行のローンでは、借地権上の建物は不動産担保としての価値はほとんど認められません。
他人の不動産の上に建っている建物は、地主次第で保存できるかどうかの保証がない場合もありますし、年数の経過とともに建物の価値は下がっていくためです。
また、借地上の建物には買い手もあまりつきません。
日本保証の不動産担保ローンはこのように銀行では担保としての価値がほとんど認められない不動産も担保としての取り扱いが可能です。
自分の家は借地上にあるからと融資をあきらめていた人も日本保証の不動産担保ローンであれば融資を受けることができる可能性があります。
勤続1年未満でも取り扱い可能
日本保証の不動産担保ローンの審査基準は銀行で融資に応じてもらえないような属性の人でも融資を受けることができる可能性があります。
カードローンやフリーローンなどの高金利無担保商品以外の融資はほとんどが勤続1年以上は銀行では必要になりますが、不動産評価額が審査の基準になる不動産担保ローンでは銀行融資では応じてもらえない勤続年数が浅い人なども借入の可能性があります。
第3者の不動産も取扱い可能
不動産担保ローンは本人でなくても、第3者の不動産でも取扱い可能です。
担保提供者は返済がもしも履行されない場合に担保物件を差し出すか現金で返済するかを選択できるように連帯保証人となる必要があります。
第3者の土地を担保にできるため、親の土地を担保に子供が親の介護費用をねん出するなどといった用途の借入も可能です。
後順位でも取扱い可能
日本保証の不動産担保ローンは先に他の抵当権がついている不動産でも、残っている範囲内で借入が可能です。
担保評価額5,000万円の不動産に対して3,000万円の不動産がついている場合には残りの回収見込み額は2,000万円あります。
日本保証はこの場合、担保価値2,000万円を基準に審査をおこなってくれます。
銀行の不動産担保ローンでは、先に回収する権利を他社がもっている先順位がついている不動産は担保として認められない場合が少なくありません。
住宅ローン抵当権の先順位がついているから借入をあきらめてしまったという人でも、日本保証であれば、リフォーム、おまとめ、親の介護資金の捻出などに自宅を担保として、不動産担保ローンを有効に使用することができます。